今回は冷たい和スイーツ「まるたまサンド」が売りの「Yebisu Taman(エビスタマン)」のご紹介。
「まるたまサンド」には北海道あずきを丁寧に炊き上げた「あんこクリーム」、糸満産の紅芋を用いた紅芋あんにホイップクリームを添えた「べにいもクリーム」、そして、あんこクリーム、紅芋クリームの両方が楽しめる「べにいもあんこクリーム」の3種類がある。
平田漬物店
執筆者:照屋武志
牧志公設市場
元祖琉球漬物
那覇市にある「第一牧志公設市場」は「沖縄県の台所」として知っている方も多いだろう。
特に「第一牧志公設市場」は県産品などの農産物や肉類、魚介類などお店が1階に並び、2階は食堂などを中心に連日人々でにぎわっている。
今回ご紹介する「平田漬物店」は1950(昭和25)年創業、2024年で74年を迎える元祖琉球漬物店である。同じく、「第一牧志公設市場」の前進である「牧志公設市場」も1950(昭和25)年に那覇市営として設立されている。まさに「第一牧志公設市場」とともに戦後の混乱期、昭和、平成、そして令和の時代を歩んできた。
創業者は平田文子(ひらたふみこ)さんから現在の代表取締役の玉城鷹雄さん、店主でもあり広告隊隊長でもある玉城文也さんと創業70年余、沖縄の誇るべき漬物として「ひらたの塩漬け・島ラッキョウ」や「ひらたの醤油漬け・島ラッキョウ」など元祖琉球漬物として味付け、販売を行っている。
「2019年以前は、中国、台湾、韓国などの海外観光客のお客様が多かった」と話すのは、店主でもあり広告隊隊長でもある玉城文也さん。
日本国内のみならず、「琉球元祖漬物・平田漬物店」のファンは多い。
しかし、2019年以降はコロナ禍の影響によって様々な規制があり、海外観光客の商品購入が減少傾向にあるという。
そんな逆境の中でも「70年余り続いている変わらない製法」を残しつつ、「新たな商品開発」にも挑戦する平田漬物店。
代表商品である「平田のラッキョウ」は塩漬け以外にもキムチ漬け、鰹節醤油漬け、そしてラッキョウ以外にもゴーヤーやラー油キクラゲ漬けなど、多様な漬物をお客様に提供している。
ラッキョウや漬物と聞けば、誰もが「辛味が強く、刺激的な味」というイメージがあるはず。
しかし、そのようなイメージを払拭するように「平田のラッキョウ」は塩漬けにより辛味が抑えられ、とても食べやすい。
商品購入前に様々な漬物を試食し、自分が気に入った「漬物」を商品購入できるという点も「平田漬物店」の良さであろう。私も試食を頂き、辛味のない食べやすい「ひらたのラッキョウ」と「島ラッキョウ入りソーセージ」を購入。
「ひらたのラッキョウ」は辛味のない食べやすさ、「島ラッキョウ入りのソーセージ」は肉の旨さに島ラッキョウの味が合わさり絶品だった。
代表取締役の玉城鷹雄さん、店主兼広告隊長の玉城文也さんの親しみやすい人柄もまたお店を訪れる楽しみの一つである。
皆様もぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
NEW PICKUP
糸満市に「地域愛」を感じさせるホットドッグ屋さんがある。それが『ITOMAN DOG(糸満ドック)』だ。今年(2024年)4月23日にオープンしたばかり。糸満市のメインストリートともいうべき「糸満ロータリー」近く店舗を構えている。