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八重瀬に来たならコレを食べて!

いちゃいちゃ止まらない!

港川パヤオ鮮魚店

八重瀬町港川

アナタも私も、みんなで仲良く「いちゃいちゃ」しよう

八重瀬町役場の方に「八重瀬町でのお勧めスポットや名物はなんですか?」と訊いたとき、この『港川パヤオ鮮魚店』の名が上がる率がめちゃくちゃ高い!!

どれくらい人気かと言うと取材の時も、かりゆしウェアを来た役場の人と思わしき老若男女が、通りがけに…という雰囲気で数名買物をしていき、客足はほぼ途切れない。

だいたいの滞在時間は約1〜2分。すでに目的が決まっているという雰囲気が常連さんの証拠に見えた。
今回『FC琉球の練習拠点が八重瀬町になる』という取材で、スポーツ振興課の方にインタビューした際も、お勧めでここの名前が上がった。課長の「いちゃいちゃだよ!紹介してよ」という言葉に乗っかってたっぷりご紹介しよう!

これが皆さん、ニヤリと嬉しそうに紹介してくれる『イカの羽いちゃいちゃ』である。
確かにこのネーミング、私が紹介する立場でも「いちゃいちゃ、知ってる?」とニヤニヤするかもしれない。

「当店の看板商品なので、売切れないように毎日たくさん作って待ってます!」といういちゃいちゃ。
昔は普通に『イカの唐揚げ』として売っていたが、物産展や県外への紹介が多くなった頃、地域の商工会と一緒にこの名前で「地域を盛り上げるアイドル」としてリニューアルデビューさせた。

なんとそれが大当たり!小さな子どものおやつから、サラダのアクセント、ご飯のお供、炒めものに混ざったり、飲み会の主役になったりひっぱりダコ!(イカだけど)
食べやすく柔らかいので、高齢の方からの支持もアツい!観光客からも「いちゃいちゃって可愛い」と愛される存在となり、県内の遠方からも「いちゃいちゃ?ぬーやが?」と見に来る人が増えたそう。(しっかり買っても帰る)

注目ポイントは素材。ソデイカの耳の部分だけを使っており、イカ好きにはたまらない贅沢さだ。企業秘密のスパイスに漬け込み揚げた食感は、カラッとシットリが共存する独特の噛みごたえ。

冷えても美味しい『イカの羽いちゃいちゃ』、自宅で温める場合はオーブンで少し温めるのを推奨。電子レンジでは固くなってしまうそうで、お好みでフライパンやトースターで温めるのも良し。
そのままでも十分に美味しいが、何か付けるなら定番のマヨネーズにちょっぴりラー油を混ぜるとより美味しいと、オーナーの仲与志さんは教えてくれた。

長年愛される鮮魚店には目玉商品がいっぱい!

大人の腕くらい長い昆布や、表の木々より青々としたアーサ。沖縄の鮮魚店ならではの光景だが、なんだか一段と素材が元気に見える『港川パヤオ鮮魚店』。何十年、この昆布だけを買いに来る常連さんがいたり、家族みんなが通う地元の店ならではの雰囲気をまとっている。
『イカの羽いちゃいちゃ』以外のお勧めを聞くと…、店員さんも決めきれなかったほど、ここには紹介したいものが多すぎる!

大きな冷蔵庫の下段に並ぶのは、副菜やおつまみとして大活躍の『酢の物』や定番の『味噌和え』。
 『タコキムチ』は新鮮でお箸が止まらない味。
いちゃいちゃを切って和えた南蛮漬けの『いちゃ漬け』。

店舗のメインとなる冷蔵庫には、刺身やぶつ切りの魚、和え物、ウニソース、もずく、玉子焼きや合鴨肉も並んでいる。その時その時の新鮮で美味しい食材が並ぶのだ。

大小様々な刺身パックが整列する中、一際目を惹くのが丼系メニュー。種類豊富な刺身がてんこ盛りなのに500円と太っ腹価格の『海鮮丼』!

でも、せっかく来たからにはアレもコレも食べたいし…、むしろ今ちょっと食べてみたい!という私のような欲張りさんには『ミニ海鮮丼』380円。これが小さなお子様や女性に大人気!通の食べ方なら、これに好きな天ぷらをいくつか買うというのもある。

そして『港川パヤオ鮮魚店』ご飯物の世界はどんどん広がりをみせる。
こちらも超お手頃価格『さくら丼』350円、中身はアカニシ貝にウニソースをのせて表面をこんがり焼いた丼だ。

その横には華やかな色合いが食欲をそそる『ちらしいなり』180円もあり、知る人ぞ知る大人気商品『じゅうしぃ〜』180円と続く。化学調味料を一切使わず無添加天然のだし汁にサバの顎だし、はながつお、長命草などを使った独特の味は、じんわり身体に染み渡る懐かしい美味しさが詰まっている。

私が注目したのはコチラのシャリ玉。すし飯を程よいサイズに握ってあり、隣の冷蔵庫から好みの刺身を選んで一緒に購入すると、自宅で簡単にぎり寿司パーティーが楽しめる!
お誕生日会やお祝いはもちろん、親戚で集まる際や親子でワイワイ、夏休みの思い出つくりにもお勧めしたい。

なんてったって刺身の種類が豊富なので、シャリの上にマグロとサーモンを贅沢に2枚3枚とのせたスペシャルにぎり寿司など、夢のセットをこれで実現できるかもしれない。(笑)
また自分で作れば苦手な魚を食べる練習にもなり、色々な魚を覚えるきっかけにもなる!

いちゃいちゃを筆頭に、どの揚げ物も味くーたーで美味しい

店頭ポップには「家族団らん、みんなでいちゃいちゃ。仲間と…、今夜は貴方と…、おじぃもおばぁも…」と、『いちゃいちゃ』を洒落っ気たっぷりに紹介している。名前の由来は沖縄方言でイカを「いちゃ」と呼ぶことから。
そんな看板商品『イカの羽いちゃいちゃ』は、誰もがひとつ買っていくのだが、高確率で一緒に手に取られているものがあった。それは天ぷらやフライなどの揚げ物商品だ。

今回、私もいただいた『白身フライ』200円はとにかく一度買って欲しい!
ガツンと効いた味付けは、ビールのお供に最高である!何もつけずにパクパク食べて、気がつくと完食しているヤミツキ感がある。白米とも相性がよく思いがけず名品と出会ったと思った。

同じく飛ぶように売れていく天ぷらもファンが多く、コチラを目当てに中北部から通う人がいるそう。サクッと感は残しつつも柔らかい衣は少し薄めで、具材をしっかりと引き立てる名脇役となり、何個でも食べられる秘密はコレにあると感じた。

特に『もずく天ぷら』は素材の香りをグッと引き出し、他店よりも衣ではなく具をしっかり食べられる。正直これも、何も付けずで十分な味に仕上がっている!
そして今回は深掘りできなかったけど気になる瓶詰めたち。刺身と一緒に購入されたお姉さんは「コレが美味しいのよ、どこのより大好きなの」と教えてくれたので、通って制覇したいと思う。

お母様の鮮魚店を受け継いだ店主・仲与志さん。ご自身も息子さんたちも野球好きで、「もっと息子と野球する時間を持ちたい」と建設業を辞めて後を継ぎ約10年が経った。
甲子園に立った息子さんは今も野球を続け、まだまだ先が楽しみだと話してくれ、同時に『イカの羽いちゃいちゃ』の活躍で「昔より忙しくなってるよ!」と、昼も夜も鮮魚店の支度をされているそう。そんなキラキラで元気いっぱいな店主の笑顔にも、ぜひ会いに行って欲しい!
皆さんが元気で、長く『いちゃいちゃ』を食べられるように私も応援したい。

港川 パヤオ鮮魚店

港川 パヤオ鮮魚店

-ミナトガワ パヤオセンギョテン-

住 / 八重瀬町港川139-1

電 / 098-998-8622

営 / 09:00〜19:00

休 / 無休

駐 / 有り

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やきいも

車内カーナビを頼りに所在地の住所を入力し訪ねると周囲は緑に囲まれた中に「焼き芋」という幟(のぼり)が見える。その幟のそばには「名前の無い美味しいやきいもやさん」がある。

桜杏(那覇市)

「人々の健康のお手伝い」をしたいという小さな母娘が経営するお店の大きな思いは店内の商品からも感じる。