SPORTS INFOMATION
琉球ゴールデンキングス
アリーナグルメを楽しもう!
ココだけ限定グルメの誕生秘話
全国のスポーツ施設で見ても、沖縄アリーナで食べられるグルメは珍しいものがたくさん!施設内にセントラルキッチンがある沖縄アリーナだからこそのラインナップは、どこよりも新鮮でアツアツなのも魅力!
加えて地元を盛り上げる地域の名店グルメも並ぶ。このフードコンコース、バスケファンだけでなくグルメ好きや沖縄市好きも見逃せないっ!
複数ブースが専門店風!まずは選ぶ楽しさを味わう
沖縄アリーナのグルメはこの「フードコンコース」に集約され、一部のドリンクや唐揚げとポテト類だけ外通路沿いの売店でも販売をしている。
広いフードコンコースは商品ジャンルで分けた、複数のブースで構成され、お目当ての品が探しやすい!
例えばドリンク、ホットドッグ、スイーツ、おでん!?サラダにおはぎなど、いわゆるスポーツ観戦で食べるものの域を超える幅広さ。
そこで、この商品ラインナップをプロデュースし、オリジナル商品を開発、調理を取り仕切る目取真さんに話を聞いてみた。
●どれを見てもウキウキするほど美味しそうなグルメが並んでいました!これ全部、目取真さんが中心で考案されたんですか?
目取真さん「考案やセレクトなど全て関係者の皆さんとやってきました。常にお客様に満足していただけるように、味を含め価格やオペレーションの細部まで、経験を活かしたアドバイスをさせてもらっています。料理の世界に入った頃『美味しい!』と喜んでくださるお客様を見て、半端なく嬉しくて、その感動を忘れずに料理に取り組んできました。キングス観戦と一緒に『またコレを食べに行こう』と言って貰えるグルメを提供していけたらと頑張っています」
●アリーナのオープン直前まで、メニュー決定に苦戦したと聞いています。それは種類が多いからですか?
目取真さん「確かに1ブース10種程度、全体で40〜50種程度あり、開発や考案はアリーナ工事の頃からなので3年前からやってきました。売店の配置や調理機材の選定も一緒にさせてもらい、隅々までこだわっています。オープン直前まで試作を繰り返し、数グラムの世界で迷ったものもあり、間に合って良かったなぁと今も思います。それでもオープン直後は変更を繰り返したメニューもありました」
●苦戦の1つにサラダがあると聞いていますが、どの様なきっかけで提案されたのですか?
目取真さん「サラダって、他のスポーツイベントでは絶対に無いんです。まさに沖縄アリーナだから、ここにキッチンがあるから出せる商品なんです。屋内外問わずスポーツイベント会場で、食べられる場所はここしかないかもしれません。発売当初はイメージされにくかったのか、驚くほどロスも出てしまって…」
目取真さん「僕自身はずっとサッカー部でバスケットにあまり関わってこなかったのもあり、このお仕事に出会うまでルールも知らず、キングスの試合の雰囲気を知りませんでした。今回のお話があり、試合会場でお客様を見た時に女性ファンが非常に多い事に気が付き、女性に喜んでもらえるメニューを想像するようになりました。そこで新鮮で華やかな生サラダだと思ったんです!元々チョップドサラダを検討していたんですが、スポーツを見ながら大きなボウル片手に緑いっぱいのサラダを食べていたら面白いぞ!と、ゴリ押しでメニューに入れました」
●確かに見たことがないです!しかもこのサラダ、フタをしてフリフリ♪ドレッシングやシーズニングを混ぜるのが楽しいと、今ではお子さんたちにも大人気だそうですね!
人気といえばスポーツグルメ定番「カツサンド(必ず勝つサンド)」、ボリューム満点ですぐ売り切れるそうですね!
目取真さん「お肉はボリューム重視で、その肉厚さに負けないパン選びに力を入れました。実は皆さんもご存知の県民に愛されている『Jimmy’s(ジミー)』さんの食パンです。カツサンドも発売当初は苦戦したメニューでオペレーションを何度も変更し、試行錯誤しました。木村さん(代表取締役社長)に『今まで食べたどのカツサンドより美味しかった』と言っていただいた翌試合、少し調理を変えると『今日のは二度と食べたくないよ』と慎重な意見をいただいたり、また次は変更しての繰り返し追求した味です」
目取真さん「実はソースが凄いんですよ!パンに染み込みすぎず、濃い口の甘めで豚カツにも負けず、ホットドッグと同じでしっかり全部を味わって欲しいです。まだ容器サイズが少しだけ小さくて…、大きく出来ればパンがよりフワッとして美味しくなるかもしれません。シンプルかつ心に響くパッケージも評判です!サンドイッチは他の種類もボリューム満点に仕上げていますので、こちらもぜひチェックしてください」
いつでもベストコンディション!なホットドッグ(キングスドッグ)
●話題に出たホットドッグ(キングスドッグ)は1番の感動でした!パンが“ちょうど良い”んです!柔らかすぎなくてソーセージだけ残るのではなく、かといってハードパンじゃないので小さなお子さんも食べられる。
私は可愛いパッケージを人に見せたくて、持ち帰って数時間後に食べたんですが、食感も味も落ちていなくて驚きの1品でした!
目取真さん「ありがとうございます!ドッグパンの柔らかさ、とっても考えました。このパンも『Jimmy’s(ジミー)』さんにお願いして、30種類程サンプルを作っていただき、長さも1センチ刻み、厚みも細かく調整したんです。いざ決定してもソーセージとの相性で、また1からやり直したり工場長とめちゃくちゃやりとりしました。まさしく柔らかいだけだと子どもっぽい感じですし、バスケットは競技イメージがアメリカンな雰囲気を持っているので、ハードパンでも無いなと思い。オフシーズンにさらに改良を重ねて、今は本当にバランス良い中間の硬さのパンを使用しています。だいぶ無理をいったと思います(笑)」
●このパンだけでも売って欲しいほど美味しかったです!
目取真さん「沖縄アリーナで販売しているホットドック(キングスドッグ)専用に作っていただいたパンなので、ココでしか食べられないんです。ソーセージも監修してレシピを作ってお願いしていますが、肉々しさに重点を置き、パンと食べてもしっかり肉を感じられる味わいを追求しました」
ゴーディーがいっぱい!手土産にもGOODなイラストBOX
アリーナグルメ楽しみの1つに、オリジナルパッケージがある。やっぱり琉球ゴールデンキングスのマスコットの『ゴーディー』がイラストされたパッケージはどれも可愛い!
●沖縄らしさでアウェイファンにも人気のタコスですが、時間が立ってもクタッとしないソフトシェルのトルティーヤは嬉しいです!味も手作りで本場の味わいがします!
目取真さん「この特製ソースは売り子さんにも『辛口とお伝えして』と言うくらい、スパイシーな味にしました。タコスも1年越しでやっと出せた力の入った1品です。要望は多かったのですが、時間が経つとシナっとする問題が確かに大きかったです。研究しトルティーヤに乗せる具材を最初にチーズ、ミート、野菜と通常の逆にしたんです。何度も作り劣化を防ぐ方法を探しました」
●1番売れるのは唐揚げ(キンから)だと聞きました。やっぱり定番で手軽に食べられるところでしょうか?
目取真さん「唐揚げ(キンから)はフードを購入するほとんどの方が、1つは注文するほどで沖縄アリーナの名物にもなっています。そしてアリーナグルメでは、お酒に合うものは売れる傾向にあります。ガッツリかぶりついて欲しいフィリーチーズステーキサンドは、ビーフ・ポークがあり、濃厚でビールとも相性良しです!これもオススメ商品です」
持ち運びやすさも重要!だからこそのBOX
アリーナグルメはスポーツを観戦しながら食べるのが基本だ。時にはテーブルのない場所で、家族や友人とシェアし合うので、食べやすさや持ちやすさにも注目が集まる。
次にご紹介する2つはシェアのしやすいBOXタイプで、先にご紹介したホットドッグも同様のBOX入り。この3種類はお土産など持ち帰りにも人気なのだそう。
ナチョスチップスは「アリーナチョス」というオリジナル名も可愛くて特製ソース付き。定番のポテトは太めで、ミートとチーズ&トマトが絡むアメリカンスタイル!ミートの下はポテトフライがたっぷりで、これは食べごたえ充分!
どちらも手に持つとより判る特大ボリューム!ずっしりした箱を手に取るとお腹が鳴る〜!しかも綺麗な四角いBOXなので、座席まで運ぶのも安定していて積み重ねられちゃう!便利!
良いものはどんどん取り入れる、みんなで上を目指す
●フードコンコース中央の一際明るいブースには、地元発のスイーツや有名店のパンが並んでいますね。目取真さんは元々がパティシエさんやパン屋さんだったのでしょうか?
目取真さん「それが全く違うんです。僕は高校を出て上京したのですが、節約生活の中でまかないの出るバイトがしたくて、偶然入ったのがホテルレストランの世界でした。フレンチの仕込み等をする中で日々鍛えられ、先輩からもシゴキにあい、『くそー、上手くなってやる』という負けん気で料理の世界に入ったんです」
●もしかすると元々負けず嫌いさんですか?
目取真さん「そうかもしれません(笑)。誰よりもカットや洗い物を早くしようと頑張るうちに総料理長に認めていただき、本格的に料理を学びました。そこから11年後に独立、地元でお店をやりたくて沖縄に戻って来たんです。それから経営面でも色んな壁にぶつかりながら、工夫を重ね店を作ってきたので、料理のことも経営のことも、現場オペレーションも考えられると、その部分を認めていただきプロデュースに声掛けをいただきました」
●ではフードのラインナップが幅広いのも、そういった広い目をお持ちの目取真さんならではのチョイスかも知れませんね!地元の人気店同士が肩を並べてショーケースにあるのにも、その手腕を感じました!
目取真さん「そう言って貰えると嬉しいです!僕は『全部手作り』は良いことではありますが、そこに固執はしておらず、良い既成品や良い品、良いアイデアは何でも取り入れていきたい方なんです。オペレーションの部分でも、ここはこうしよう、逆にアレはこうしようと、すぐ固めずに問題やアイデアが出て来る度に試したりもします。だからアリーナがオープンした頃は、毎試合ごとに何かしら試して売切れる商品も変わったり、そのかいあって今は有り難いことに全部売切れるようになりました!」
●全部ですか?!それは凄いです!
目取真さん「お客様に満足もしていただき、在庫ロスのない数を計算しています。試合前から試合中盤の正味1時間半くらいで売り切るので、試合日はいつも大変です。開場12時間前には調理を始めるので早い時は深夜2時開始とかからで、それも仕込み方法を研究しスムーズになってきました」
目取真さん「たくさんセントラルキッチンのメンバーがいてくれるので頑張れています!フードコンコースは陳列の美しさや清潔感なども徹底して、同じ並べるのも性格が出たりするんですが、『この線に沿ってやっていこう』など、声を掛け合いお互いに成長する場所を作っています。最初は伝えたいことが理解されない場面も多かったですが、今は気持ちも伝わってきて、それがスタッフ間でも引き継がれていっているのが分かります」
●今まで目取真さんが経験してきたことが、色んな場面で活かされているのだなと感じる話です。
目取真さん「日頃から声かけ合う内容に『僕らが頑張ることによって、お客さんが喜んでくれ、それがチームや選手に伝わってきっと勝つ』と伝えています!初めて入る販売スタッフには、調理や陳列の前に1度コートに立ってもらい、アリーナがいっぱいになるのを想像してもらったりもします。すると口で説明するよりも、良い緊張感を自分自身で感じて仕事に活かしてくれます」
キングス観戦と共にお客様が楽しんで満足するアリーナグルメを
目取真さん「早朝から調理をし、できるだけベストなタイミングで美味しく食べていただきたいので、どの時間からホットウォーマーに入れたら良いか、何時間前にどれを下ごしらえするのか、全部テストをしています。セントラルキッチンのメンバー誰もが、その細かい作業を把握してくれていて、本当に感謝しています」
そう話してくれる目取真さんは終始、素敵な笑顔で表情からもメンバーへの信頼が感じられた。
年内ラストのホームゲームは、お腹をすかせてGO!KINGS!
実際に現場を訪れるまで、いつものスポーツイベントにあるポテトやチキンがあるのかなぁと思っていたけれど、予想を何倍も上回るクオリティとラインナップに、沖縄グルメを発信するものとして伝えなくてはと思った「沖縄アリーナグルメ」。
すでに県外から遠征で訪れたバスケファンの心もガッチリ掴んでおり、それぞれの商品にリピーターも多いそうだ。アナタも美味しいアリーナグルメと共に、キングスを応援しよう!
【公式サイト】
琉球ゴールデンキングス・https://goldenkings.jp/
沖縄アリーナ・https://okinawa-arena.jp/
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