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Yuta Imamura・ヒガ マサヒト

二人展 〜おと〜」浦添編

2021.03.02(火)11:00〜22:00

美しい風景に視る「明と暗」、2人が表現する世界とは

【イベント詳細】
Yuta Imamura・ヒガ マサヒト
「二人展 〜おと〜」浦添編

期/開催中〜2021年3月2日(火)
時/11:00〜22:00
  ※緊急事態宣言発令中は20:00まで
料/無料(ドリンクかフードオーダー制)
休/水曜
場/Cafe TERMINAL
  (浦添市当山2-8-1・TEL:098-870-0195)
問/okinawahiga@yahoo.co.jp

※入店時は設置の消毒液で手指の消毒、マスク着用をお願いします。
※37.5度以上の発熱および風邪症状のある方はご来場をお控えください。
※作者は不定期で在廊し、物販スペースもあります。

同じような景色・同じような構図・同じような角度や色を表現した「絵画」と「写真」。しかしその風景に、一方は「明」を見出し一方は「暗」を表現する。パッと見は似ていても、その場面を見つめた2人の心情や想いは真逆。そのことに面白さを見出したImamuraさんとヒガさん、お2人の「おと展」が話題のCafe Terminalで開催中だ。

2回目のとなる2人の展示会「おと展」。その名の由来は「音楽の場所で出会ったから」とのこと。もともと共通の知人が多く、SNSでお互いの存在を見ていた頃、首里アルテ崎山というライブ喫茶で、定期的にライブペインティングをしていたImamuraさんと、楽しい場が大好きというヒガさんはオーナーの紹介で対面した。

展示会の構想は2年前にさかのぼる。画家として展示会の機会に飢えていたImamuraさんと、趣味の写真をSNSに投稿し手応えを感じてきたヒガさん。その作品をお互い「なんとなく似ている」と感じていたため、対面した際にはトントン拍子の話が進んだそうだ。

「絵画のような写真」と「写真のような絵画」

ヒガさんの展示経験は今回が2回目だが、Imamuraさんは個展・グループ展ともに経験豊富。彼の才能は大学生の頃から頭角を現していた。

Imamuraさん:もっと作風も性格も優しくなりたいなと、自分の作品を見て感じます。

そう話す通り、1人では気がつけなかった「自身の絵のメッセージ性」を、ヒガさんの写真と並べた時に感じたという。

ヒガさん:もうちょっと素材や配置、作品の見せ方を研究して、アート性を持たせたいです。

逆に経験豊富なImamuraさんの見せ方や考え方に、学ぶところばかりと教えてくれた。2人で展示会をする魅力について、それぞれどう考えているのか尋ねた。

ヒガさん:一緒に展示するって本当に面白い!絵画、写真、どちらを目的に来ても「ひとつなぎ」もテーマですから、維がりをもって見られるし、お互いの知り合いと交流した時は、お互いの魅力を知れるのも面白いです。モチーフも構図も似ている彼でなかったら実現しなかったと思います。

Imamuraさん:お互い表現したいものをやっているだけなのに面白みがあります。似た構図の中で、この風景のどこに感動したのかとか、それを描き残した瞬間の感情とかが全く違っていて、そこに投影された感情を読み解く面白さが良いと思っています。

ヒガさん:写真を撮り始めたのは中学生くらい、父のカメラで旅行先で撮った父と富士山と湖の写真を写真館の方がとても気に入ってくれ、店に飾ると言ってくれたんです。それでカメラに興味を持ち、新聞配達でお金を貯めてカメラを買いました。SNSなどで公開を始めるとみんなが喜んでくれて、それで今度は一眼レフを買って、大好きなプロレスや風景の写真を撮っていました。中でも自然を撮るのが好きだったんです、あと野良猫も(笑)。
とにかく誰かが喜んでくれるのが写真を撮る1番の動機になっています。きっかけも続ける理由もプロ思考ではなく、元々お笑いも好きだったので、生き方として芸人のように自分が楽しむ姿を見て誰かに喜んでもらいたい、笑いで生活の中に潤いを見出して欲しいし、お笑いこそが人と人との関係も円滑にするんじゃないかなと思っています。その気持ちでいる自分をみて、アマチュア向けのお笑いライブに出演を勧めてくれた方もいましたしね(笑)。

Imamuraさん:中学校の頃から閉鎖された空間(グループやクラス)の中で、皆と同じでいるのが嫌だと思っていました。話すのが苦手だったので、小さい時から絵を書くこと、美術が自己表現の一番できる場所になっていました。自分の見たものや風景を絵にして残すことで、想いを伝えたり、感動を残したり、まさに自己表現の際たるものに美術はなっていきました。
「みんなに見せたい=自分自身に見せたい」と捉え、それは自分の行ってきたことや見ている世界は「間違っていないんだ」と、自分自身の正しさを認める方法になっていきました。その自己表現が一番できる美術の世界こそが自分の生きる道だと思ったし、そこから逃げたくない、逆に他の世界から逃げるような気持ちで本格的に美術を学んで、その世界に陶酔しましたね。高校は美術専門・大学は芸大に進み多くのことを学べました。ずっと、絵を描くことは自分にとってとても素直で神聖な時間、何かを祈る時のように全てを想う時間だと思っています。

作品から感じるのは「同調、そして次へ」寄り添う気持ち

Imamuraさん:「おと展」を始めて、ようやく本当にやりたい方向性・理想の見せ方が分かってきました。お客さんのレスポンスから純粋に絵を見てくれているのが感じられ、理想的な言葉もかけてもらえました。「この風景の中を歩きたい」と言ってくれるキャンバスの中は、実際の景色もあるけど見たこともない心象風景もあり、そこには理想郷や生きていく中での悩みや葛藤など暗い部分を、自分なりの表現で描いていることもあります。正直にいうと「心が疲れた」「傷ついた」、そんな人に見て欲しい気持ちもあります。その心に寄り添う場面があるかもしれないと思っています。ガッツリと「頑張れ」とか前向きな言葉をかけるわけでなく、寄り添うこと、何かあれば声かけてよくらいのニュアンスを感じ取ってもらえたらとも思いますね。

次回また夏にコザで開催を検討中

美しく青い海や空の景色が多く、夜を感じる作品も幻想的なものが多い。キラキラした景色の中から、見る人それぞれの心に寄り添う、優しい言葉が聞こえてくる気がする。絵画と写真を並べて見る「おと展」の世界、ぜひ一度体験してみてはいかがだろうか?

会場ではポストカードやミニブックなども販売中。会場がカフェなので、ドリンクかフードのオーダーをすると、無料で見ることができる。

【PROFILE】

ヒガ マサヒト(写真)

学生の頃より趣味で写真を撮り続けるアマチュア写真家。展示経験は「おと展」のみ。お笑いが大好きで舞台へ立った経験や、コロナ禍の現在は要望に応じリモートライブの司会やネタで舞台に立つこともあり。今後は、猫写真や自然、人物を撮り、発信にも力を入れていく予定。プロパン7・けいたりんらと、FMとよみ「お笑い第9倉庫」出演中。3月14日(日)にはアルテ崎山で6回目となる自主企画ライブ「ひとつなぎ」にて、音楽と朗読・お笑いのライブを予定。

Yuta Imamura(絵画)

岐阜出身、沖縄県立芸術大学の進学を機に移住。卒業後は展示会、ライブペイント、絵画教室をはじめ、看板やウェルカムボード作成など物作りも行う。2014年に初の単独個展を開催し、様々なグループ展にも参加、県外での個展経験も持つ。色使いに特徴を持つ静物画や、主には心象風景を描いている。

Cafe TERMINAL

Cafe TERMINAL

-カフェ ターミナル-

web

住 / 浦添市当山2-8-1

電 / 098-870-0195

営 / 日〜木曜 11:00 - 23:00
  土・日曜・祝前日 11:00 - 24:00

休 / 水曜

駐 / 有り(店前10台)


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