今回は冷たい和スイーツ「まるたまサンド」が売りの「Yebisu Taman(エビスタマン)」のご紹介。
「まるたまサンド」には北海道あずきを丁寧に炊き上げた「あんこクリーム」、糸満産の紅芋を用いた紅芋あんにホイップクリームを添えた「べにいもクリーム」、そして、あんこクリーム、紅芋クリームの両方が楽しめる「べにいもあんこクリーム」の3種類がある。
MOVIE SPECIAL
映画・ミラクルシティコザ
スペシャルインタビュー Part.1
アカバナー青年会
映画「ミラクルシティコザ」ロングラン上映中
スターシアターズで1月21日(金)から沖縄先行公開され、桐谷健太さん主演でまだまだ話題の映画「ミラクルシティコザ」。
伝説のロックンローラーを祖父に持つ「翔太」は1970年の沖縄へタイムスリップ。その時代ならでは毎日を生きることとなる。沖縄の生きる伝説・バンド「紫」の全面協力により、その代表曲が作品を彩る。
『未完成映画予告編大賞』でグランプリを受賞、大掛かりな撮影や映画のスペシャリストが加わり本編制作が始まっても、中心は沖縄で活躍する人たちだった。平一紘監督がこだわった沖縄産の魂、沖縄発の思い、沖縄から全国へ彼らだから描けたものは何か。それを探るべく3者へインタビューを決行。
SPECIAL INTERVIEW
スペシャルインタビューPart.1では、主人公「翔太」と現代で生きる元インパクト・ギター「平良」を演じた芸人・アカバナー青年会さん。
普段から「謎多き人物」とされる彼に、普段の生活や芸人になったきっかけ、撮影のことなど色々と話してもらった。
体調を崩していたらしい?意図せず生まれた「個性派」とは
●まずは今、お身体はお元気ですか?(笑)
今は随分良くなりましたよ、痛風で膝に爆弾を持っていたんです。水が溜まって2回も抜いたんです。オロナミンC色の水が出て、治療してサプリメントを飲み、今は元気一杯です!たまに痛くなると座薬ですね!左手も寒くなると手術の痕が痛くなる。
●率直に、謎多きアカバナーさん、何者なんでしょうか?
今は何でも屋さん!何かお願いされればCMなりドラマなり。若い頃に芸人さんに憧れて、東京でコンビを組んで漫才ネタを作って公園で練習していたんですけど、あの頃は養成所とかがなくて、ネタを作ってもその先はなく終わりました。ある日、テレビで新人オーディションを偶然見て「俺の方が面白い」と思って受けたら合格したんです。
そりゃあ若者の方が面白い人も多くて、俺は歳も離れて感覚はズレているんです。芸歴16年、50過ぎた辺りからネタを飛ばすこともあるし。コンビならネタ飛ばしでも突っ込んでもらえるんですけどね。
●最近、ツイッターも始められましたよね?
半年前にタレント部門の町田さんに「アカバナーさんツイッターしないの?」って、彼女がアカウント作ってツイートできるようにしてくれたんですけど、やり方が判らず放置していたんです。それで今年に入ってマネージャーから「ツイートしてください!」ってプレッシャーかけられて、これ俺が書いたのに見た人からコメント来るんですよ!(笑)
それから1日1回はを心がけてはいますが…。
●オジイちゃんみたいなこと言わないでください(笑)。そんなアカバナーさんの私生活は何をしてるのが多いですか?
バイクに乗って辺戸岬へ行ったり、岬めぐりしていますね。昔、彼女とデートしたなぁって場所を1人で巡ってます(笑)。
集団行動は苦手なんですよ。若い子の中にオジさん1人いたら気使うじゃないですか?何年か前にも山城智二さんに『ネタ覚えきれないし作るのも難しくなってるし辞めます』って伝えたんです。芸人としてやっていけないかなと俺は思ったんですけど、智二さんに『アカバナーさん!あれですよ!仲田幸子さんに並びましょう!』って止められました(笑)。
●そんな芸人生活で、役者のお仕事をするきっかけはなんだったんでしょうか?
最初は「ハルサーエイカー」、壊れた農具を直す役で、その時の岸本監督から『普通でいいですよ、普通のアカバナーさんでいて』って言われて…、普通って難しいんですよね(笑)。
アカバナーさんらしく、俺らしくって世界一判らんやっさって。だから出来ることをやろうと頑張っていたら、その後からちょこちょこ台詞もあるちょい役とかがあり、その演技を見た平監督からオファーいただくようになって、俗にいう「平組」みたいな感じで度々声をかけてもらっています。きっかけになった「ハイサイゾンビ」は劇場に遊びに来てくれる人からも好評でしたし、思い入れある作品です。
役作り無し!それが完璧な役作り。減量で望んだ「平良」とは
●今回、映画・ミラクルシティコザの配役を聞いてどう思いましたか?
ただ単純に『昔はバンド組んでいた元ロックンローラーのオジイです』って言われただけで、俺でいいのかな?実年齢より10歳ほど上の役だし他にいなかったのかなって思いました。しかも主演が桐谷健太さんの映画だって、俺が出ていいのかなって。ただ演じ始めて、なんとなく「なるほどねー」って納得というか(笑)。今までホームレスや酔っ払い、妖怪の役をやってきていて、今回もアル中の役なんですよ。この時も監督に『役作りしないで普通でいいです』って言われて、やっぱりなるほどねーって。
●全くの役作り無しでしたか?
しなかったですね(笑)。見た目に特別な指示は無かったんですけど、自分的に昔ロッカーだったなら長髪でヒゲたくわえて貫禄ある方がいいかな?って思ったのと、痩せ細ってる方がいいかもと思い、2ヶ月で10キロ痩せてみました。
ハタチの時に90キロあって、友達とダイエット勝負して20キロ近く痩せたんです。水と卵だけで。バーテンダーをしてたので、栄養は酒からとるって言ってましたね(笑)。みんな1ヶ月で1キロくらいしか痩せてなくて『じゃあ後1ヶ月やろう!』って続けたら、さらに10キロ痩せて60キロになりましたよ。ご褒美にステーキ食べに行ったら、ハンバーガー1個も食べきれなくなってましたけど。
映画の撮影時は70キロに落として今は74キロに戻りました。抑えていた甘い物を食べるようになったので、やり方と気分はほとんど減量ですね。
●インパクトのギターである「平良」は、ご自身と似ているなぁと思う部分はありますか?
そうですね、結構無責任なところが似ていますよね(笑)。なんかやっても俺知らんよー、俺わからんよーってところ。オジイ平良とオジイ辺土名がつるんで歩くんです。辺土名はアルツハイマーでボケた行動が多かったけど、それを文句言いながら心配して連れて回る優しい良いオジイ役ができたかなとは思っています。
●昔ロッカーだった役ですが、アカバナーさんもロック聴きますか?
若い頃はバンド組んでドラマーだったんです。ヴァンヘイレンとか日本だったらスターダストレビューとか。平監督はおそらくご存じなく偶然に声かけてくれたんだと思いますが、ギターはスリーコードくらいしか弾けないんです。今回はハードロックだし、一生懸命に練習して臨んだんですが全然映ってないですね。自分が高校生の頃にバイトして、紫のライブハウス見に行ってたんですよ。キャノンってライブハウスがあって月に2〜3回くらい、その時にチビさんとかジョージ紫さんに『この曲どんなやるんですか』って質問して。今回の映画では、みんなオジイちゃんなっても変わらないパワフルさでしたね!
●そんな映画・ミラクルシティコザの撮影でアカバナーさん的な撮影秘話を教えてください。
桐谷健太さん、とっても良い人だったなぁ。ちょっとしか出演しないみんなにも優しく声かけてくれて、感動したのはライブシーンの待ち時間に200名ほどいるエキストラの皆さんに、『ちょっと時間あるんで…』と桐谷さんが「海の声」を歌ってくれて、大盛り上がりでした。
面白かった事なら、僕とオジイ「辺土名」の神崎さん、オジイ「ハル」の小池さんと3人で撮影の時に、終わってからご飯食べに近くの喫茶店に入ったんです。その日は4月だけどめちゃくちゃ暑くて…、自分と小池さんの注文は早く出てきたのに神崎さんのが全然出てこないんですよ。『何頼んだの?』って聞いたら、こんな暑い日に「グラタン」って言うんですよ!こんなに暑いのに「グラタン」食べたいって面白くって、ようやく自分たちが食べ終わる頃に出てきて、それでめちゃくちゃ熱々なのに俺たちに悪いって思ったんでしょうね、急いで食べていましたね。
誰もが歳を取る、良い役もらったなぁと思った
●ズバリ、今回の映画・ミラクルシティコザの見所を教えてください。
見所は満載なんですけれど、タイムスリップした時代が復帰直前のコザ暴動期なんですね。映画を通してそのシーンを見るだけで、あの時代はこうだった、沖縄県民と米軍の関係はこうだったってなんとなく見れる。「良き隣人」って言っているけど根本をちゃんと描いているし、物語とは別で伝わることも多いのかなと思います。
自分が1番好きなシーンはラスト近く、オジイたちが意を決してライブするんですけど、その途中で若者時代に人間が変わるシーンがあるんです。とても感動的なシーン、あれ一生懸命に走って入れ替わっているんですよ。カメラの後ろで走っているんです(笑)。
全体的に最初は2時間半以上の超大作で、削って削って2時間に収めたと聞きました。あのカットされた30分があったら、もっと面白かったのに勿体無いって気持ちもたくさんあります。オジイ3人のシーンはたくさん削られたし、でも息も合って楽しかったし、この3人のスピンオフ作ってくれたら面白いのになって思ってますよ(笑)。
●アカバナー青年会さんとして、今後はどんな風になっていきますか?
うちの社長の山城智二さんがメガホン取ってくれたら、ものすごい協力しますね!まぁ俺に来る役はホームレスか酔っ払いですけど。でもやってみたい役っていっても、俳優ではないのでおこがましいですかね。
後はみんなに迷惑かけないように長生きしたいですね。若い頃は迷惑かけっぱなしだったし、未だに独身なのは若い時に迷惑かけた女性たちの恨みなんじゃないかって。(笑)
●では最後にメッセージをお願いします。
今回の映画・ミラクルシティコザは本当に良い役でした。昔モテてたけど歳とったらみんな駄目ジジイになるんだなって、撮影中は感じなかったけど、後になって本当に俺もそうなるんだな、良い役もらったなって思っています。色んな人の思いが詰まってます、ぜひ映画館で見て欲しいです。
俺も芸人として出来たらもう一度、ちゃんとネタ作って覚えて舞台に立ちたいです。自分が納得するネタ、独り言みたいなものでもネタを作って披露したい!そのためにサプリメント飲んでます!DHAが入っているやつ!だからよろしくお願いします!
アカバナー青年会(演芸集団FEC 所属)
1人なのに青年会、50過ぎても青年会。
Twitter/@twTxqScqX1NQMiH
公式プロフィールはこちら
映画「ミラクルシティコザ」
映画「ミラクルシティコザ」オフィシャルサイト
https://miraclecitykoza.com/
スターシアターズ
https://www.startheaters.jp/
上映期間:1月21日(金)~
上映劇場:シネマQ・シネマライカム・ミハマ7プレックス・サザンプレックス
上映時間:119分
監 督:平一紘
出 演:桐谷健太、大城優紀、津波竜斗、小池美津弘、津波信一、アカバナー青年会、神崎英敏、山城智二、渡久地雅斗、玉代勢圭司、山内和将、ベンビー、南里美希、喜舎場泉、城間やよい、山田行、岸本尚泰、平隆人、宮城夏鈴、ニッキー、渡辺光、小川深彩、他
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