EVENT INFOMATION

新感覚・新世代・忍者アトラクション

レキオスシアター in 美浜

琉球三大宝刀探し 一振り目

【北谷菜切】を観てきた!

ヒンヤリ汗かく体験型アトラクション・北谷に登場!

この初夏、アツくなりつつもヒンヤリ体験できるという噂を聞き、訪れたのは大きなロブスター看板の真下。駐車場の奥に入口がある、レキオスシアターin美浜だ。


入り口で迎えてくれたのは支配人である當山遼さん。なんと24歳という若さで、支配人・制作・演出などほとんどを担っている。當山さん以外のメンバーも若く、大学生や役者を目指す若者が多く所属している、エンタメ界注目の場所だ。

早速、中へ案内されると眼の前には忍者グッズが!そして大きな扉を開けると…「む、無理です、怖いです…」と、筆者、一歩も動けなくなってしまった。ここは一体なになのか?

當山さん:当館では現在、忍者体験とお化け屋敷が融合した、新感覚アトラクションを開催しています!お客様ご自身で探した刀で妖怪と戦っていただきます!カップル・ファミリー・友人同士など、2名〜6名のグループでいらっしゃる方が多いですが、1名でいらっしゃった方にはスタッフが仲間としてついてサポートさせていただきます。
所要時間は15分〜20分程度で、体験は1組づつ入っていただきます。そのため先のお客様が体験中には待ち時間がありますが、中に入ると貸し切り状態になるので、感染対策なども安心してご利用いただけます!

なるほど!貸切状態はいい!…とすると、この暗闇がより怖く感じる。体験者の反応はどうなのだろうか?

當山さん:最初はお子さんが楽しみに来るんですが、序盤で怖くて大泣きしてしまい、最後はお父さんが楽しんでいるという姿は見ます!後はお母さんが強かったり、お姉ちゃんが頑張ったりと、家族の絆を見る時もあります。でも基本的には「自分で戦う」ことで、お子さんがリーダーシップを発揮して、家族を引っ張る場面がありますね。
お化け屋敷の感覚で来てもらえたらと思うので、これから仲良くなりたいカップルや、良い所を見せたい彼にはバッチリです!とにかく雰囲気作りを徹底しているので、怖い妖怪屋敷の中を忍者になりきって攻略していくアトラクションです。ステージは段階的に進むので、一つ一つ乗り越えて戦っていくとグループ全員の気持ちも盛り上がります。

その妖怪を倒すというのは、失敗したりはしないのだろうか?

當山さん:大丈夫です!軽く運動する気分で来てもらえたらと思います!対象年齢も6歳からですし(※6歳以下の小さなお子様も保護者と一緒に入ることは可能)、ノリの良いカップルなんかは、最後に刀で妖怪を退治した際に「つまらぬものを切ってしまった」と、彼氏がつぶやき盛り上がっていました。

そうなのか!あくまで子供向けってことならば…

當山さん:でも最後の妖怪には、怖すぎて誰もが悲鳴をあげています。とりあえずどなたも叫びます!甲冑が動く場面では、泣き叫ぶ人も多いですし、中にはリタイアした方もいます。怖がって動けなくなるお子さんもたまにいますね!

それを聞いてからは扉の向こうが怖すぎて…
今回はお願いして、撮影用に電気を少しだけつけていただいた(笑)。中には忍者屋敷らしい仕掛けがあり、琉球×忍者として沖縄空手が随所にモチーフとして使われている。そのため瓦割りコーナーも見られ、エンタメとして作り込まれている事は確認できた。(けど、怖くてあまり直視していない…)

忍者体験×お化け屋敷、その試みの原点とは

明るくしていただいた中を案内していただきながら、この施設について伺った。

當山さん:当初、僕たちは残波岬で忍者ショーをしていました。ココに移ってからは毎週末に県外や海外のお客様へ、琉球忍者ショーを見せる芝居小屋としてスタートしたんですが、試しにやってみた体験アトラクションが好評で、コロナの影響もありお客様を1組づつ案内できるので今回に繋がりました。現在も平日は忍者体験として着付けや手裏剣、吹き矢、そして沖縄空手の型や所作を行うことも出来ます(実施日は要確認)。
台湾など海外の旅行社と一緒に、様々な企画を予定していたのですが、ショーも体験も出来ない日々が続いて、先が見えず本当に辛かったです。その中で、若い自分たちならではの発想で何かできたらと、このアトラクションをみんなで作りました。今回は3回目なんですが、夏に向けてホラー要素の多いものにしたんです。


ちなみに、題材になっている刀は、一体どこから来たのでしょうか?

當山さん:このお話は3部作なんです。以前に1本目、2本目をやったんですが、1本目の再演を望む声が多かったので、もう一度沢山の方に体験してもらえるように、1本目をよりホラー要素をパワーアップさせて再演しているのが今回です。もとの話は、琉球王家伝来の三宝刀で、実際にある国宝の刀をモチーフに作っています。なので今回のタイトルは「琉球三大宝刀探し 一振り目【北谷菜切】」、妖刀ちゃたなーちりーと読みます。元々は包丁だったものを打ち直した刀で、刀の刃が触れていないにも関わらず物が切れると言い伝えがあり、農家の方が所有していた頃、うるさく泣いた赤子に向けて脅すふりをしたら首が切れてしまったという話があります。それを確かめる為、ヤギに向けるとまた首が取れてしまったという恐ろしい言い伝えです。だからこそ、その妖刀をかざし妖怪とソーシャルディスタンスを取ったまま、戦って倒すことができるんですね!その体験は、最近ブームの「鬼滅の刃」ファンのお子さんにも気に入ってもらえたようで、連日ファンの子どもたちが訪れることもありました。

それは少しやってみたい!無性に刀を振り回すなんて、大人にとってもスッキリ体験!しかも歴史の勉強にもなり、屋外施設でお天気も気にせず出かけられるとなると、待ち時間も凄いのだろうか?

當山さん:予約を受けているので、事前にお電話で時間予約をすることができます。直接来ていただいた方は先着順にご案内しています!1日20組限定なので早めにご連絡いただけると確実です。体験前にはお話の導入部分を紙芝居で見てもらうんですが、沖縄の人でも勉強になる内容です。刀の扱い方などは本物の忍者が補助してくれ、ルールが曖昧でも簡単に楽しめます!
学生はじめ、スタッフは全員が本当に若く、役者を目指している人もいるので演出や演技は本格的です!劇場として運営している場所なので、照明やスモークなど専門の舞台装置をたっぷり使った雰囲気作りに、誰もが驚いてくれています。僕らも日々稽古をして、どんどん怖さはレベルアップしてると思いますよ。皆さんが帰った後も、しっかり妖怪と忍者が話し合って、どうやったらもっと怖く楽しんで貰えるか研究を続けています(笑)。ぜひ一度、楽しみに来てください!

妖怪か忍者かスタッフのお2人は、まさしく稽古中。派手なアクションを軽々こなし格好良かった!

本物の人がワーっと出てくるお化け屋敷の迫力は、そりゃあもう満点!沖縄はでは珍しいアトラクションとして、メイクや衣装・小道具もしっかり本物の妖怪チックに仕上げているそう。ぜひ皆さんも、沖縄の昔話と忍者体験+お化け屋敷を同時に体験できる、唯一無二の体験アトラクションで、忘れられない思い出作りをしてみては!

【EVENT INFOMATION】
宝刀を探し 妖怪を倒せ
琉球三大宝刀探し 一振り目
【北谷菜切】
場/レキオスシアター in 美浜
  (北谷町美浜8-10)
期/5月1日(土)〜7月18日(日)
  毎週土日のみ開催
時/13:00〜18:00 ※約15分
  1日20組限定(1組定員1〜6名)
料/1人1,000円
電/098-921-5238
  https://www.ashibi-ent.com/
公式サイト、および電話での予約可能

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