BOOK INFOMATION
本とコーヒーと猫書店員
TABINEKO BOOKS
執筆者:照屋武志
独特の心地よさがあるカフェ空間での読書
沖縄市にTABINEKO BOOKS(タビネコ・ブックス)という本屋があり、不定期に猫(ネコ)書店員が事務所内で裏方として働いている。その猫(ネコ)書店員は、保護猫のにゃぶろう君とふくすけ君だ。
TABINEKO BOOKS(タビネコ・ブックス)の店主・堀家盛司(ほりけ・せいじ)さんは長崎県出身。東京での社会人生活などを経て約10年前に沖縄へ移住した。実は堀家さん、書店店主の他、経営コンサルタント、ラジオパーソナリティーなど様々な肩書きを持つ。そんな堀家さんにTABINEKO BOOKS(タビネコ・ブックス)の魅力を伺った。
TABINEKO BOOKS(タビネコ・ブックス)の魅力は「世の中に日々新たに生み出される膨大な数の本から厳選しつくられた本棚から、本を選ぶことができる」点にある。購入した本は、併設されているカフェで、当店オリジナルのコーヒーなどを楽しみながら読むこともできる。独特の心地よさがあるカフェ空間での読書は、デジタル全盛の時代にあって、本の世界への没入感を感じることができる貴重な時間だ。
店内にはTABINEKO BOOKS(タビネコ・ブックス)という名前の通り、旅(タビ)や猫(ネコ)に関する本、沖縄の歴史・文化に関する本、街づくりに関する本、食にまつわるエッセイなど、日々の暮らしに身近なテーマを中心に選書されている。また、にゃぶろう君たち猫書店員のオブジェが来る人を和ませてくれる。
「ずっと本屋さんを開店することが夢だった」と語る堀家さん。TABINEKO BOOKS(タビネコ・ブックス)の常連客も、「来るたびに初めて見る本が入荷していて、いつも新鮮」と話す。あなたも一度TABINEKO BOOKS(タビネコ・ブックス)を訪ねたら、その感覚をお楽しみいただけることだろう。
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今回は冷たい和スイーツ「まるたまサンド」が売りの「Yebisu Taman(エビスタマン)」のご紹介。
「まるたまサンド」には北海道あずきを丁寧に炊き上げた「あんこクリーム」、糸満産の紅芋を用いた紅芋あんにホイップクリームを添えた「べにいもクリーム」、そして、あんこクリーム、紅芋クリームの両方が楽しめる「べにいもあんこクリーム」の3種類がある。
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