いい加減に良い加減 第13回


2年目1発目は、私が「家出」した話を。


あれは…まだ専業主婦だった頃…(回想中、笑)
下の子がちょうど1歳になったばかりくらいの出来事です…
GWのお休み中に母が沖縄から来ていたので、母の「2番目見とくよー」のありがたいお言葉もあり、上の子と旦那と3人で電車に乗って水族館へ。
久しぶりの3人でのお出かけを満喫して帰る途中、些細な事で口論に。
(何がキッカケで口論になったのか、全っ然覚えてない…)

その口論の最中、旦那が言ったのが、
「誰のおかげでご飯食べれてるの?」

……はい、きたーーーー。
1番言われたくないこと言われたー。
1字1句当たってはいないと思うが、このような意味合いのことを言われました。

今なら、
「じゃあ、誰のおかげで子どもが大きな病気や怪我をせずスクスクと育ってて、誰のお陰で大きな病気も栄養失調にもならず、元気に仕事出来てんだよ!!!そんなして言うなら、自分の家事分だけでいいから、給料払えや!!!」
と、言い返しますが、その時は何も言い返せず(今でも悔やまれる!!!、笑)

その後、母が沖縄に帰るまでの5日間ほど、旦那にブチ切れ態度で悶々としてました。

そして、母が帰る日の朝に、決断。
今から飛行機を取って、沖縄に帰ろう!

決めたら早いんです、私。

・直ぐに飛行機を予約(当日なので普通運賃45,000円)
・母のチケットを子ども同伴にする手続き(2歳まで膝上なので、子どもたちはチケット代かからず)
・3人分の荷造り

旦那には沖縄着くまで…いや、旦那が帰宅して連絡が来るまで黙ってようと思ったのですが、結局、空港に向かう高速バスの中で「母と一緒に沖縄帰ります」と、LINEしました。
その日の旦那帰宅後に電話があり話しましたが、この数日、私が何に怒っていたのか、なぜ「実家に帰らせていただきます」という行動に出たのか、思い当たる節は無いと言うのです。

え!?マジで!?
まさかあの発言は無意識の発言だった事に、ただただ驚きでした。

でも私から説明してもきちんと聞いて貰えない気がしたので、ここは、もともと旦那の飲み友で、今は私の方が仲がいい友人の協力を得て、
「(友人)ちゃんに全て話してあるから、考えてもわかんなかったら、その子に聞いて!」
と、電話を切りました。

翌日、再度電話があり、考えてもわからなかったので(マジで無意識の発言だったんかい…)友人に聞いたそうです。

私は、そんな考えならこの先もやっていけないし離婚まで考えた事を伝えて、お互いの思いを話して仲直り。
その後、私の復職先のシフトがどうしてもずらせず、2人の子どもたちの園のお迎え~お風呂~夕飯作り~夕飯を食べさせるまでを、半年間ほど旦那が担当したんですが、そこでかなり意識が変わったようです。

その前までは、
「仕事より専業主婦の方が楽でしょ。出来るなら専業主婦の方がいいわー」
と言っていた旦那が、このお迎えからの一連の流れを半年やって、
「仕事してる方が絶対楽!!!」
へと意識が変わったようです。(笑)
やはり人間、自分で体験しないと本当の意味では分からないもんなんですね。

ちなみに…
生涯年収がだいたい2億だとすると
お母さんは子どもを1人産んだだけで、すでに2億円を社会に還元する準備をしているそうで。

2人なら4億円
3人なら6億円

旦那さんの生涯年収が3億だとしても、2人以上産んでいた場合、旦那さんよりも遥かに資本を生み出しているらしいです。

そして、専業主婦がやっている家事や育児をそれぞれ業者にお願いすると…
炊事:調理師の平均時給1,100円 ×3時間= 3,300円
掃除:清掃業の平均時給1,100円 ×2時間= 2,200円
買物:宅配業の平均時給1,000円 ×1時間= 1,000円
洗濯:クリーニング業の平均時給1,000円 ×1時間= 1,000円
育児:保育士の平均時給1,200円 ×7時間= 8,400円

週休1日で働いたとすると、月収は397,500円!!※ネット調べ
(実際は休みなんて無いですけどねぇ~)

いや〜、やっぱ、専業主婦って凄いわー…

■筆者information
【Instagram】@chicaco0117


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