ある詩人の場合 第7回


詩人と展示会

来月8日から「當間詠舟×トーマ・ヒロコ親子展 『書と詩(ことば)展』vol.3」が始まる。
書家の母が私の詩をはじめ、童謡、唱歌、讃美歌の歌詞を書で表現する展示会である。
2年に1回開催している。
一昨年11月に開催したvol.2は、母がこれまで書いてきた漢詩の作品も一堂にお披露目する、集大成的な個展の要素を含めて、浦添市美術館で開催した。
今回は原点に戻って浦添市港川外人住宅街のカフェrat&sheepで開催する。

私は展示会用に短い詩を書き下ろし、母が書いた作品に対してああだこうだ言い、フライヤーを作って配布し、あちらこちらに告知の手配をしている。

母も私もずっとそれぞれで活動していて、一緒に展示会をするなんて発想はなかった。
母の書道の先輩が、私が詩の活動をしていることを知って、「詩を書にして展示会をしたらいいじゃないか」と提案して下さったのがきっかけだ。

展示会をするようになって、親子そろって芸術家なのだと周囲の方々にも認識してもらえるようになってきた。
母も私も見た目がちっとも芸術家っぽくない。
母は「書道をしています」と言ったら、驚かれたり信じてもらえなかったりするそうだ。
私もパッと見て詩人とわかるビジュアルだったら、いちいち説明しなくていいのになと思っている。
婚活においてもそう思う。いちいち説明してもさっぱりわかってもらえない時の、ものすごい疲労感といったらもう!
一目でミュージシャンとわかる、某おやじバンドの方がうらやましい。

「書と詩展」を開催するようになってから、私の意識にいろいろな変化がある。

書道が他人事じゃなくなった。
小さい頃から、母が出品する作品について、どれがいいか決めることに関して父と私は付き合わされていた。
作品を表装に出しに行ったり、書道用品を買出しに行ったりすることもずっと付き合っていた。
今はそのひとつひとつが自分にとって近いものとなった。

あとは展示会の見方が変わった。
あらゆる展示会を観に行くが、以前は作品そのものだけを鑑賞していた。
今は展示方法や使われている額にも興味津々だ。

このコラムが世に出る頃には、プレスリリースを書いているのかもしれない。
「書と詩展」vol.3、ぜひお立ち寄りいただければ幸いです。

當間詠舟×トーマ・ヒロコ親子展
書と詩(ことば)展 vol.3

会期:2021年11月8日(月)
   〜11月27日(土)
会場:rat&sheep (浦添市港川2-13-9)
料金:入場無料
ランチ :月〜土・11:30〜16:00
ディナー:木・18:00〜22:00
     金、土・18:00〜24:00
休み :日曜
店舗問:098-963-6488
※営業時間は状況によって変更する場合があります

■筆者information
【著者サイト】https://mumirock1.wixsite.com/hiroko-toma
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