ある詩人の場合 第9回
詩人とカフェ
11/8〜11/27に浦添市港川のカフェrat&sheepにて開催した「書と詩展」vol.3が無事終了した。
今回開催して、来場者にいちばんよく聞かれたのは、「前からこのお店知っているの?お店の人と知り合いなの?」ということである。
2017年1月のvol.1も同じ場所で開催したが、今回観に来てくれた方は、vol.2から来てくれた方か、今回初めて来てくれた方がほとんどだ。
2011年か2012年あたりからお店に通い、店主のタイラジュンさんの写真展を観に沖縄市まで行ったことがきっかけで親しくなった。とみんなに答えた。
今回カフェと縁がない方(主に男性)の反応が興味深かった。
いつも食堂ばかりで、カフェなんて行ったことがないと言って、詳細な感想メールを送ってきた古い友人。
訝しげにやって来て、落ち着きなさそうに展示を見て、すごすごと帰っていった新しい友人。
開口一番「ここは何ですか?」と驚く新しい知人。
人生にカフェがあるかないか。
私は大学時代からやたらカフェが好きだ。
ごはんが食べられるカフェがいい。
30代の初めあたりまではカフェ開拓に勤しんでいた。
最近はなかなか開拓できず、なじみのカフェに行くことばかり。
rat&sheepの他にも、この夏移転のために閉店したcelloにもお世話になったし(これからもお世話になるつもりでいる)、大学時代の思い出があるモフモナにも時々行きたくなる。頻繁には行けないけどBookishやcafe ouchi:も大切な存在だ。
「書と詩展」の会期中に会社が移転したのだが、新社屋かいわいに、ほっこりできる夜カフェがないか探すことが、目下のテーマである。
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